にいるがいる

ニール……YYRが作った初心者向けヨーヨー 

売店舗と同じ名前というのが、かなり推しなんだろうなって。
価格が張るという欠点がある。7Kクラス。いや。それもうTPのヨーヨー買えばいいじゃんってなるヤツ。
そもそも、初心者向けのメタルヨーヨー。少し遊べるようになった人向けのファーストメタルという位置づけに当てはまる商品は多い。
メーカーやショップサイドがファーストメタルとして推してくる商品を買うのが好きなのが俺だったりする。


ただどれが良いのか。最低保証的なものは何なのか。未だにその答えは出ない。
一つは価格だと。最近はプラヨーもガチ気味なやつを筆頭に高額化している。更にメタルになると+2kの覚悟。
一つは遊びやすさ。これが定まらないから難しい。この部分はマーケティングというか売り方が関わってくる。シグネモデルだったり、クラウンのようなショップレベルの後押し。
一つはプレイヤーの熱意。これも定まらない。どれが当人にとってのベストなのか。価格帯的に結果的な損にならないか。止めちゃったときのことを考えると……。
一つは使っていて既存プレイヤーから舐められないか心配な点。これは人によるか。
性能や、形状による違いがまだまだ分からないことが多いユーザーに向け、何を提供するべきなのか。その最大公約数的なものは、メーカーごとの違いによって表現され、答えが定着することはない。
意外とメーカーが初心者向けを意識して作ったものがいまいちだったりする。

トゥモロー・ネバー・ノーズ。

学生時代。はじめてラケットを買った時。選ぶ基準も、先輩が使っていたものだったり、みんなと被りたくないメーカーだったり、もちろん価格もあった。そういう意味ではショップで売っている大半の商品は初心者向けでもある。
ヨーヨーもそれと一緒だとは思うけど、やっぱり値段。売れ筋などちょっと気にしたいところもある。なんでもイイならTPのセントエルモになる。長い間使うならこれ。最終的なコストパフォーマンスは最強だ。価格も最高だ。
そんな中でのこれ。外見は戦国の足軽を思わせるが、実物を見ると縦にも、特に横に大きなデザイン性。YYRはこれまでボディ中央から曲がる、ロックスターのようなデザインは多く見かけたが、今回は足軽やクラウンを彷彿とさせるデザイン。
振ってみるとしっかりとした重みと、強い回転性がある。デザインが似ている前記の二種と違い軽やかさは負けているけれど、メタルらしさというか、メタルに求めているイメージは感じ取れる。そして想像以上の横幅の広さの恩恵があり。確かにトリックの成功率を考えるとファーストメタルの素養を感じさせる。
このしっかりと回る感じ。からのバインドもしやすいということは、ぎりぎりまでトリックが粘れるという事でもあり、初心者向けという部分であれば、値段とデザイン性を除けば最強の部類ともいえる。
YYRとTPはデザイン性においては武骨な感じがいいともいえる。
唯一の欠点はブレーキパッドの販売数の少なさだろうか。もうねリクリに関してはね。弱点これだけなの。話すたびに谷であり山であり、海峡として存在するの。
どこも売ってるものが似通っている。スピンギアがショップブランドで売ってくれればいいんだけど、もしくはYYR自体が、以前のようにエコノミーを売るとかしてほしい。
今のところ公式で扱っているものか に限られてくる。そのあたりが欠点。選べる楽しさが少ない。でも、アケポンで付属のひもで十分すぎるパフォーマンスを実感できる。お金を出せる紳士淑女の皆様であれば、スターターセットとして
射程圏内だと思う。
実際。ある程度遊んでいると、メーカーを絞るようになってくる。その一つの選択肢にYYRが入る事は間違いない。入門セットで嵌りそうな雰囲気を感じた人はぜひ触れてほしい。紐もループ特化以外選ばないし、かなり初心者向けに偏っている。
何とか。もう少し目立ってくれませんかね?