おちつくところ

TYPE FACE INSPIRED SERIESに新たなヨーヨー「オプティマ」が登場です。
根強い人気を誇るフォントOptimaをイメージしたシンプルかつ洗練された形状により
非常に完成度の高いモノメタルヨーヨーが出来上がりました。

 

 

という事なんだけど、これはすごくいい出来で困ってしまう。ニールは価格的な欠点を抱えていた名機であったけれど、オプティマは価格課題までクリア。どうすんのこれ。
正直、アケポンで遊んでいたら、なんというか壊れちゃったよね。低価格帯のものメタルへの概念。もうこれでいいんじゃない。中国製だけどメーカー日本だよ?終わったわ。
オプティマは形状こそ最近バージョンアップしたロックスターのようなボディの半分ぐらいの位置からウイングが折れる形状で、リクリは当然、どちらかといえばファクトリーの得意な形状ともいえる。
これらの機種に共通する振り心地は、重みを残しよく回っている印象を与えることが多い。折れ曲がる位置に個性が出ることも特徴で、ボディ後方で曲がるようになれば、クラウンや足軽のようなストレートの意匠を残し、
ちょっと古いんだけど、マジックヨーヨーのカタナ…これはバイメタルになるけど、これは結構ボディ中心部に近い所でウイングの俺が出来ているせいか、重みが実重量より出る。感じる。
もちろんカタナはその折れ曲がったウイングすべてにバイメタル加工のため、実際に比べるのは難しくはある。まぁ基本的にボディの真ん中で折れるのがこの種の主だったデザインの正当性といえる。
重さや質感は、他社の似たルックスの物に比べ抑えて実現した振り心地と、タフな回転性を強く訴えかけてくる……この二律背反感というか、止揚を感じる。
ニールと比べると、軽さというか、振り心地の良さが重さを書き換えてくれている。この感触の良さとトルク感が非常に遊びやすい。実重量より振り心地の良さと回転性。そして動かしやすさが、一段遊び易さを上げている。
価格も6K台に抑えられていて最高。いわゆるコスパというところではもっと上がいるかもしれないけど、スタンダードな価格帯にかなり近く、この完成度はかなりヤバイ。
これまでのステップストレートに漬物石ぐらいの一石を投げ込む。マイナス要素ではなかったはずの重さを書き換えることで、遊び易さがきっちり確保できて、他の同形状のものに比べてしっかりと差を作った。
他のステップストレートは大体一緒。でもこれは違う。
トリック自体もかけやすいし、しっかり回る。クラウンみたいな形状が遊び易いのは分かるけど、オプティマみたいな形状や、ちょっと外れるけどシャッターみたいな、明確にトラピーズに落とし込む谷が形成されているのって、
すごく目に優しいというか、遊び易い。視覚的にターゲットが定まるからだろうか。
特に、どこかのサイトが大きく取り上げることもないんだけど、子のヨーヨーってかなり当たりの部類だと思う。どうしてもスリムサイズのパッドではないところなど、買い控える要素はあるんだけど、メタルの2つ目3つ目として興味があるなら、
押さえておくべき1つだと思ってしまう。現状販売されているものでは、たぶん購入するべき立ち位置はかなり上位だと思う。馬鹿みたいに買いまくっているから言えることだけど、これより優先して買うモデルっていくつあるの?
最初こそシャッターでいいかもしれない。クラウンでいいかもしれない。でも次何がいいかなってなると、ちょっと背伸びしてこれくらいはあり。うっかりファーストメタルがニールだった紳士はこのまま沼に入りましょう。リクリ沼。