備忘録モノメタル編2022

プログレ
アンダー4000業界の新星にして悪夢。これを超えないといけないのは正直しんどい。99パーセントが今年発売したモノメタル。
軽めの振り心地ではあるものの、しっかりと回り動かしやすい。どういっていいのかわからないけど、どこか国産ヨーヨー味を感じる。が一番わかりやすいか。
唯一の弱点は付属のひも。バインドが相当係辛い仕様になっている。
ひもは個々人の好きなやつを使って投げだしの安定感から、コントロール性の高さを感じて欲しい。そして同社製のバイメタルへのステップアップを考えて欲しい。
そういう意味では、たくさん商品展開をするメーカーではないけれど、非常に丁寧な商品展開になったと思う。

 

・R
IQのモノメタル版。シグネチャーモデルではないということである意味注目のモデルなのはIQと一緒。
幅広モデルだけれど非常に扱いやすく、若干だけどバインドもしやすいように感じる。人気プレイヤーのモデルではないけれど、というかそうではないからこそ、ショップはお勧めできるモデルになっている。ファクトリーなら今ならファーストメタルはエッセンスだろうけど、これは十分勝機のある選択肢。
デザインもシンプルで非常に飽きの来ない外見もしている。そうそう。こういうのでいいんだよ系の2022チャンピオン。あんまり強くプッシュされていないように感じる。
それがもったいなくてならない。やはり人気者が最初から使わないといけないのか。

 

・クラウン7075
コロナにかかっていたころに通販で購入。治り掛けで振ってみたらめちゃくちゃ重たかった。素材の使い方間違えていると感じた。
完治して振ってみた。非常に素材の味が出ている。堅い素材を使うことで、丸い動きだったものに角が出たというか。スピード感と回転性能が増している。
そしてなにより重たくない。ほぼ振った間隔は変わりなし。ラディウスの7065はかなりマッシブな感じに仕上がったが、こちらはかなり大本のクラウンを意識している。味にぶれがない。悪く言えば最低補償感があるというね。
クラウン味を忘れないでいるということが、クラウンで始めたユーザーへの恩返し的な印象。ただ高い。12k。信者である俺は二つ買った。24k。国産ヨーヨーの最高級クラスが買える。でもファンだから大丈夫。急いでプラスチッククラウンの開発に勤しんでくれ。
されども実質st。そこまでして追うものなのかとなると、他に興味のあるものを狙った方が知見が広がるというもの。

 

・バラクーダ新型
良さを残した新型。最近ダンカンのファーストメタルのチョイスがないなと思っていたところに復活のバラクーダ。本当にベネ。
ラクーダは以前の方と形状をほぼ変えず、回転力の底上げを図っているように感じる。扱いやすさのバラクーダという感じで、同形状だとファクトリーのアビエイター
なんかが振り分けられると思う。回転ロスを下げようとする試みと、そのくせ投げ出しの時のタフな感じがかなり好み。3Aはさすがに無理だろうけど、5Aも意識したつくりはユーザーを選ばない。持っていて損がない一個。そしてダンカン道程の人にはぜひ勝て欲しいスターター。若干高めではあるけど、ダンカンの売れ線。
そしてダンカンの初期搭載のベアリングの安定感を一度味わってほしい。


・トルク新型
大好きトルクが新型で復活。その名の通りタフに回るトルクらしさは健在。旧型は俺にとってのファーストメタル。ほぼ同時期に買ったフィンガースピンクラウンとシャッターは御三家と言える存在だ。そして当時のこの3つを比べると初心者が一番使いやすいと認識するのはどれだろう。トルクしかないよなぁ。
力強く回る感じは旧型を踏襲。ほんのちょっと軽快に動くようになったかなって感じでこちらも原型を引き継いでいる。ダンカンあんまり買わないって人に触って欲しいシリーズ。
最近本当にファーストメタルにふさわしい物がダンカンから出ていなくて、カウンターパンチは製造止まったしFHALぐらいしかなかったんだけど、あれも何というか、ずっと並んでくれるバリエーションというか、商品なのか。いまいちピンとこない。
もちろんいいヨーヨーではあるんだけど、定番カラーをずっと生産してくれるのか。今年かったヨーヨーではあるけどやっぱり記念ヨーヨーの域は出ない。縦長・幅狹系で
メタルキャップでって個性を詰めているのに、素直に動いてくれる名機なんだけど、ダンカン社があれで食って行こうって感じがしない。
そうなると、今はトルクやバラクーダが優勢なのかな。

 

・ハピネス

ほんの少しだけど大径よりで、ダンカンキャップをはめ込めて遊べるモデル。ターニングポイント製品だから遊べるんだけど、気持ち軽めのように感じる。個人的にはキャップをつけて遊ぶとちょうどよい重量感覚。

遊ぶことをかなり意識して空気入れでキャップを外せるなど最近のダンカン製のモデルより、遊ぶことを意識し、強度的な観念も忘れないうれしい要素を詰め込んだモデル。何しろこれ買ったら発展途上国への遊びの支援にもつながる。

自分への言い訳も備えたモデルというのは珍しい。プレイバリューもあるし、ひもの長さも関係しているんだろうけど、どこかゆっくり動かせるというのも、競技用特化に限らない存在感を出している。

 

バーサーカーディケイド

C3モノメタルでは最近のものだと一番なやつ。

ずっしりとは言うがそこまででもない。特徴が出ているとしたら動かしているときの紐にも重さがあるような感じは、そこで初めてずっしりという感じ。

ある種のクラウンの遺伝子も組んでいるような感じで非常に遊びやすく、しっかり回るのはトルク的なんだけどそこにパワフルがあるとトルク。滑らかさが加わるとディケイド的という感じ。

たくましい回転と必要な重さを備えたわけで、かなり遊んでいても信頼のおける一つに仕上がっている。バーサーカーシリーズでも確実に手に入る商品だし、レバ剣よろしく何も知らなくても名前で買ってしまってもいいレベル。

 

・サイバークラッシュ2

売れると値段を上げてゆくって。個性が死んでゆくような感じでもある。

パワー系であり遊びやすいんだけど、前のモデルの方が個人的にフィット。よりパワーは上がっているんだけど、値段のアップもあって、それなら別の機種に選択肢が広がると感じてしまっている。むしろ3A の入門用ならとにかく、プログレスで遊んでしまうと、シングルハンドの入門メタルとしては立場が弱くなったように感じる。

手癖コンボで遊んでいるとプログレスのスピード感などがかなり手に残る感触。しっかりとした厚みのような重さを残すのがサイバークラッシュ2。初心者というよりは復帰者向けといった方がいいかもしれない。

重ね重ね値段の上昇が痛い。廉価版の代名詞だっただけに、スタンダードな価格帯に上がっているのは、選択肢の喪失の方につながっているように思えてならない。十分遊べるんだけど、値段時に近いのなら今まで買ってきた機種の好景気を買ってしまい満足してしまいそう。