経験が形成される

マジックヨーヨー Y01 NODE

この場合はルックス的なこぶとか、そういう意味にした方がいいのか。組織的な意味での中心点というのも、プロダクトとしての完成形や理想という意味では通じそう。

アンダー3000円のフルメタルヨーヨー。

マジックヨーヨー驚異の技術力。

以前記録したHOTDIGGIDYに比べると万人に受けるモデルになっている。発売されたのはもう…3年ぐらい前だろうか。アマゾンでも変える最高クラスのモデルになっている。

こぶと訳することを許してくれるなら、クラウンよりほんの少し小さく、幅もほんの少し狭い。はがき1枚分もないだろう。最大のポイントはウイングが曲がる際にこぶのように1段上がっている。外周部へのパワーを実感させる工夫になっている。

とにかく遊びやすい。ガチプレイヤーでなければ、この遊びやすさに胡坐をかいてしまいそうになる。ちょうどよいサイズ感に、しっかりと回っている感触。そして動かしやすさと丸みを帯びたシェイプ。中華ヨーヨーにおけるよくある嫌われない要素の積み重ねというか、ある意味飛び出したものがないけど、バランスの良さ、それを追及した嫌味のないやつ。

じゃあ、初めてのメタルにお勧めかというと少し話が変わってくる。NODEを買ってこう言う判断をしている人たちというのは、おそらく、これまでもたくさんのメタルを触ってきている。そのうえで『必要なまとまり』の良さを感じて、コストパフォーマンス上での評価を下しているに過ぎない。

そして時代は流れ、多少高くともよいメタルが生まれている。結局NODEはファーストチョイスにするべきではないヨーヨーに代わってしまった。もちろん予算的な部分での優位性はあるにはあるんだけど。

やっぱりまずは店員さんの言うとおり、おすすめのアンダー6000ぐらいのメタルを買うことを薦める。そのうえで遊んでみてガチな方向に進むなら必要のない出費だし、いろいろ買ってみたくなった人にとってはセカンドチョイスになるかというと。うん。

ほかの中華メーカーの製品も安さと遊びやすさを両立しているものがある。価格的には圧倒的に有利だけど、あと1000円足すことができればかなり選択肢が広がる。

俺自身もネットでの評価が発売直後より聞かれていたから、すぐ買おうと思っていたんだけど、結局買ったのは半年前。安さというのはいつでも買えるとか、そういうものにつながりかねない。いいやつらしいけど、まぁ後でもいいかってなる。

そして購入。遊ぶ。

サイドフェイス以外にはしっかりとブラスト加工がされていて、かなり丁寧なつくりを感じる。こぶの部分が強調されたモデルで、低価格といえばC3のサイバークラッシュがある。こぶの持ち上がりが強調されているサイバークラッシュよりはパワーは控えめだけど、このサイズ感の信頼性は強い。

そして同時期に発売されていたコロッサスシリーズより幅もあり、遊びやすさを前面に出した商品だと思う。そして低価格帯らしく、初期のセッティングではヒモを選ばない。ノーマルでもしっかりとバインドがかかる。弱点がない。切り返し的な動きになると、セッティングの部分もあるが、ちょっと遅いか重い印象があるけど、シグネモデルじゃないしね。

こういうものを、こういう価格で出せるというのが、この商品とヨーヨー界隈のすごさなんだということを教えてくれる商品。ただヨーヨーがガチなりエンジョイ勢なり深みにはまっていくと、個性派が欲しくならない?そうなってくるとこの商品の個性は値段。値段?うーん。

すごく遊べる。悪口や、煮え切らない記録になってしまったけど、今このタイミングであれば、無理に選ぶ必要はないモデル。