いにしえのつみかさね

あらいずされろ。C3のな。


世界選手権が終わり、ヨーヨーのね。選手権で先行発売された商品が、通常販売の方にも流れ始めている。どのヨーヨーに出費するのか。たくさん出る時期はやっぱり楽しい悩みがある。

当然、キドシンヤモデルであるクラウンwstは購入確定。複数。殺す気か。でも、謎の輝きを見せるアライズ。ありそうでなかったベアリング交換でスターバーストのバインドモデルへの変更可能というスタイル。古さを重ねた新しさで攻めてくるスタイル。嫌いじゃないわ。


普通はもともとレスポンスパッドの搭載型で、ベアリングやパッドを交換することで、バインドへの変更が可能になる。しかしそこはあえてのスターバースト。唯一無二感いいぞー。

届く。開ける。すごい。ストリングが綿100っぽい。なんだかちょっとケバイ。とりあえずストリングはウチに転がっていたノーブランドポリ100を使用。ひとまずプラスチックスプールで遊ぶ。
しっかり戻る。復帰の際に遊びこんだスピンスターを思わせる。スプールにスターバーストだから、あんまり太めのストリングだと機能しない。スターターキット的にもかなり向いている感じ。


価格とベアリングキットという別パーツが存在し、まぁ無理なくバインドにならないという意味では、スピンガジェットの方が完成度が上になるか。無理をせず制度と完成度の傑出だからね。
アライズはそのあたりを少し超えようとした不思議な子。

革新的なのはスプールからベアリングの換装の際にアクセルの変更が不要。これすごくない。消耗品としてのレスポンスパッドも不要。マジで97ハイパーヨーヨー感覚以上で遊べる。紐も昔と比べてめちゃ安だしね。
形状は一気に外周に直径と重さを持ってきた感じ。キャップ付きの中空型。外したことはないけど、そのあたりが可能となると遊び心も感じる。
縦長なのもかなりの好印象。初心者は幅広っていうよりかはこっち水晶だし握るとくぼみに指が入る感じも、スローに力を入れやすくて好印象。すっと遊んですっっとヨーヨーが応えてくれる。

ベアリングはSG福箱でいただいたゴールデンベアリング。問題なく機能する。ただバインドというと少し。ほんの少し。小骨程度ではあるんだけど、ちょっと言い過ぎたのかなって感じはある。
手持ちのバインドヨーヨーをスリープさせて欲しいのだけど、そこから引っ張ってもヨーヨーは上に戻ってこない。ヨーヨー本体より上のひもがたわむのだ。ただアライズはさすがに完璧は難しかったのか、
若干ベアリングにストリングが巻き付こうとする。ただそこがうまくフィットせずスリープに戻る感じ。遊んでいてもダブルオン辺りから、ギャイギーと減速音が出る。これはスターバーストである以上仕方がない。
そこから解こうとすると回転の減衰具合もあり、引き戻しで戻ってくることが無い訳ではない。体感9割バインド。

さらに個人的な好感触としてCマイナスのベアリング搭載機にしなかったのはえらいなと。すごいなと。スプールの方が無二な感じではあるし、Cマイナスってその後持て余すんだよ。なかなか使い道がない。
その点ではやっぱりスプールにした方がパーツ保管していても、これはアライズと覚えることはできるし、再度元に戻すときにもパーツのオンリーワンさで元に戻せる。


減衰感はかなり出るところで出るけど、ジャーブル、ホップ、ボヨンボヨン、マッハ5など人の目を引くトリックは全部問題なく出来る。目の付け所が良い方向ではないかもしれないけど、ああ、作ってみるとそうなるのかと、どうしてないのだろうと思っていた想像と、それをどうにかしようとした工夫が其処ら彼処からうかがえる。

 

いや、難しいことはとにかく、まず遊んでみようという復帰組のユーザーにはかなりありなのかなって。リワインドさんの紹介文と同じになってしまうけど。
ストリングトリックとルーピングが分割した世界観を理解して、一旦プラで復帰して、プラス500円でベアリング購入。バインド。この流れるような遊び感は良い。パッド代が含まない。最初の方はどのパッド買ったらいいかわからないでしょ?
買わなくていいんだよ?飽きても2000円程度。もちろんメタルで練習した方が成果出るけど、これは後になっても遊べる置いておくべきモデル系ヨーヨー。

まずは減衰を避けるダブルオンを考えるだけでも楽しい。ヨーヨーめちゃくちゃできるわけではないけど、こいつを生かすセッティングや紐選びが出来る。それだけでも楽しい。

それがガチにどれだけ反映されるかは知らないが。