アップグレードの果て

スピンパワード ルーピングスター スピンギア ¥1500

ご存じかもしれないけれど、スピンギアは自前でルーピングヨーヨーを何年も前から開発している。ステップワンエクストリームから始まり、現行のスターバースト。そしてトランスアクセルのルーピングスター。

ルーピングスターのもっとも偉大な点はリアル店舗での購入が可能ということ。トイザらスに売っているというのは偉大。アマゾンで売っている地点で偉大なのに、現実に新しいヨーヨーが売っているというのは輪をかけて偉大。

まぁルックスではラングスファイヤーボールに負けるんですが。

ただルーピングのしやすさという点ではさすがにルーピングスターは洗練されている。価格も低価格でまとまり。ファイヤーボール買う金あれば、二つ買える。二つ買える?2Aの入り口立ててんじゃん!!!!好きなカラーリングでハーフカラーや遊び方以外にもこだわれ得る要素が多くてグッド。

もっともベアリングがプラスチックだから、あんまり何でもできるわけではないけど、そこまではまる要素を自分の中に持っているならスピンパワードの方のルーピングスター。ファイヤーボールに1000円足せば二つ買える。最強。?

デチューンでなく入り口用のモデルだからね。

少し話が逸れてしまうけれど、スピンギアさんのルーピングヨーヨー。いや、スターバーストについてなんだけど、こまめなアップデートを繰り返している。繰り返すことでフィーリングが改善はされているんだけど、すべての色でアップデートされるわけでもなし、スペーサーの調整ではなく、本体のギザギザの方のスターバーストの調整がかけられているため、せっかくの多色展開がされても、ハーフカラーで遊ぶ際のセッティングの幅は思った以上に深いが幅は狭い。

自分の好きな色でセッティングをしても、最新のverではないし、組み合わせの深みがあっても、やっぱりセッティングの幅としてはスペーサー交換以上のものは泥沼にしかならない。

そういった意味でスターバーストを追いかけるのをやめてしまった。やっぱりラングスファイヤー基準がはずれがないのかなって。

そしてルーピングスター。これはアップデートがなく、スピンパワードモデルはひとまずの金属ベアリング内増募出るとなっている。もうこれで良いよって感じではある。

追いかけて調整するのはかなりしんどくなっていた。価格帯効果はスターバーストは優れていたんだけど、やはり遊びやすさ。幅を設けているからこそ遊ぶことに集中できるLOOP720は偉大だと再確認。

話を戻して金属ベアリングチューンになったルーピングスター。スピンギア性のルーピングストリングをセットして遊んでみると、スピンギア推奨的なルーピング感覚は継続して確認できる。いわゆる手首の返しと押し出しをしっかりすると、きっちり遊べる完成度。720のようにある程度のフォームが出来上がると自動で進めてくれるような感じではなく、自分がコントロールさせるという意識が必要で、戻りがしっかりしているヨーヨーで遊んでいると、いわゆるスリープがしっかりしていて若干戻りがあってもいいと感じるかもしれない。

という不満をお持ちの方には、SGHGの黒スペーサーを片側に装着するとかなり改善される。戻り強めでしっかりスリープも確保できる、かなり扱いやすく、練習に最適のモデルになる。しかも黒スペーサー購入した段階で『まだ』ルーピングスターの方が720より安い事実。

そしてスピンパワードモデルやジュラシックパークモデルは、左右のキャップのイラストが違う。これは何を示すのか…。

そうだね、二つ買うと左右セッティングで見分けるようにできるんだね。左はクイックさが欲しいし、右側はちょっとスリープが伸びても問題ないようになってくると、左右別セッティングとかしたくなるよね。そういう時にこれなら、『SP面は左、スピンパワード面は右。』という風に決めてセッティングをすると練習開始に安定する。準備ヨシ!。

遊んでいても黒スペーサーを装着すると、ダブルループでやや左が遅くなるような人は結構満足いく戻りになるように思える。さらにこのヨーヨーを買うと社会貢献ができる。そしてアップデートが恐らくないモデル。

ここから初めて720スペーサーをつけてフィーリング調整というのもありかもしれない。このあたりの外部パーツへの寛容さはスピンギアのいいところ。

コストパフォーマンスに優れ、ある程度のセッティング幅を決め込み、価格を抑え込んだこの商品は面白い。どこまでのセッティングをしたい人には少し物足りないかもしれないけど、そうそう、この程度の深みでいいんだよ。って言いたくなる。

性能面は黒スペーサー、キャップはスピンギアで別売りで自分好み。自分的には2Aスターターとして最適化された商品だと感じた。SGHGスペーサー込みでね。ショップ側はそこまで考えていないかもしれないけど、あり方として到達した感じがある。というか左右絵柄が違うキャップとか、細部まで俺にしか喜ばれないモデルなのかもしれないが。