傷ものとして生きる 

ループインフィニティ ヨクヨーヨーデザイン (以下インフィニティ)

夏ごろ買ったんだっけか。格安ルーピングヨーヨー。逆に安くて怖さがある感じ。格安のルーピングモデルと言えば、そもそもコストパフォーマンスとしてループ720(以下720)が覇権を握っている。別の感触を求める意味では720より500円程度安い、スターバースト(以下SB)がある。この二つに割って入らなければいけない。

当初、価格崩壊ぶりに恐怖を覚えて3使った。青2つ・緑1つ。そして久しぶりにトラップにハマる。買ったもの全部がフィーリングが違う。

青1号は戻りの強さこそ720デフォルトに近い。スイスイと出る感触は違うけど、ルーピングのお手軽感強めで悪くはない。

青2号。びっくりするぐらい戻らない。フォワードパスでスカる。まったくもってルーピングに適さないレベル。97でもここまでのはあったか?

緑。いい感じのスリープちょい強めとスイスイ感のある感触。720慣れしていると少しクイック弱め。SBデフォルトよりもコントロールと投げ出し安定感優良。

そうだね。緑と青一合の合体だね。青2号は分解して他のパーツとの適合を調べたんだけど、スターバーストが完全に不良品。青2号を組み込むと青2号のフィーリングが強く持ち味を殺す。特に片面が絶望的。

今更のようにインフィニティのパッケージを見る。パッケのお兄さんが使っているインフィニティもハーフカラー。これは予告されていたの?

ということで緑と青のハーフカラー運用。各販売サイトで紹介されているように、ナイスペ型のルーピングヨーヨーに感触が似ている。今のご時世ないすぺなんて作る必要はないんだし、インフィニティ買って感触を遊べばいいよ。そういう意味では感触だけだけど、過去の歴史的なルーピングヨーヨーの追体験できる。

もちろん追及して作り直しをしたナイスペはガチなんだけど、再現性は低いし、正直ファイヤーボールを使っている。レイダーを使っている。と言った満足感に価値を感じない人はこれで遊ぶと幸せな気分になる。

ちなみに内部のスペーサーとベアリングをナイスペ仕様のファイヤーボールなどに移植すると、かなり弱めのセッティングになる。つまりインフィニティのスターバーストの高さを立証することになる。

個人的に緑の感触はかなり狙っていたナイスペ機のソリューションに近い感触だった。逆にこれを残しておけば、ナイスペ作りが捗るの?みたいな感じ。

製品クオリティついでに言えば、三つ買ってキャップのイラストが全部剥げたり、歪みのような擦れを確認している。事前にショップからも警告文が掲載されているけれど、これもまぁ。中国だもんなぁ…的。

ルーピングヨーヨーは遊んでいるとキャップのイラストが劣化する。インフィニティはあらかじめ劣化している。やったね。ぶつけて凹む必要はないね。最初からイラスト削れてんだもん。ガンガンタングラーの練習しようぜ!!

と言ったものの、基本的な技はやっぱり720やSBでマスターするべきだと思う。その上でインフィニティの独特の感触で世界観を広げてほしい。というか最近の機種を見るとナイスペって各々のフィットがあってこそで、万人向けじゃないんだよなぁ。この感触も万人向けじゃなく最大公約数的な感じ。

最後までこれだけど、製品クオリティとしては不満が残る。ただ当たりを引けばかなり遊べる。ハズレ率分からないから難しいけど、金に余裕のある紳士淑女は、ぜひ好きな色を余裕のある数購入し、最悪ハーフカラーで遊べるメンタリティをもって、ぜひ遊び潰してほしい。

実際タングラーとか交差するルーピング系の練習をしていると、ヨーヨーに傷つけるのが怖くて嫌になることがある。乗り越える部分なんだけど、乗り越える塀の高さを下げるのにはちょうどいい。

好きなセッティングは、パーツクリーナーで洗浄してオイルなしでSGHGストリングかなぁ。安くて面白いヨーヨーに安くてスタンダードサイズの紐でモリモリ遊ぶ。気持ちストリングが解けるのが流行りの機種より早い印象。どんどん遊んでドンドンひも変えるんだな。

ほんと精度だけ。追及したら買い溜めするレベルなんだけど、制度維持すると2000円ぐらいするんだろうなぁ。マジ闇。