フィンガースピン5秒ぐらいなら安定します。

何度でも言うんだけど、いいものがいつもアマゾンで手に入るわけではないけど、よいものがアマゾンで売っているとしたら、それはきっと幸運である。
じゃあ、いいものっていうのはどこで判断するのかということ。高度な情報化社会、よいものが生き残る時代はとうに過ぎ去った。

新しいものはより新しいものを生み出し駆逐されていく。生きてゆくって悲しいことなのを、最近の……といっても年をとってしまったせいでここ20年を最近といってしまうけれど、感じない時はない。
ヨーヨーでもこの事実は継続して存在する。なんだかわからないヨーヨーたちがなんだか似たような、どこかで見た形のヨーヨーたちがなんだか聞いたことのない名前で販売されている。時代が混迷しているのではない。冷静な情報判断が、リテラシーを構築できない自分が勝手に混迷している。
その中でのフレッシュシングスヨーヨー。プルミエール。いつまで使えるんだ。
発売されて何年たったのだろう。引き戻しでアマゾンで販売されている。サイドフェイスにはフレッシュシングスのロゴがプラ板で作られ、ぞんざいな感じで接着されている。ちょっとこのあたりの雑さには衝撃を受ける。

そのまま売ればいいのに…という感じがしないではないけどアマゾン上での写真は良いデザインとすら感じさせる。
性能はとっくに周知されている。これで良いよプラヨー。完成形の一つといえる。プラ板を左右に張り付けたことで投げ出しの感触が少し変わってしまっているが、強烈なブレが操作感を失わせたりはしない。許容範囲。やや縦長ながらパワフルに回る。素材はプラでありながら、直径の大きさと形状でよいバランスを作っている。フレッシュシングス…サムシングが新しいプラヨーを作らないのは、この完成度。最低価格1300円という買わないことを許さない価格帯。
真実があるとすれば、このヨーヨーがアマゾンで売っているという幸福感。おすすめなのではなく、あっこんなところでこういう形態で売ってるんだ。引き戻しだろうなぁ。まぁ抑えとくか。で買ってしまう俺。一連の流れ。自分の信じるものが生きている事実が楽しい。イヤありがたいだな。
学生時代に好きだったバンドはほとんど解散したり、形を変えてしまった。学生だった頃から20年という時代が過ぎようとしている。このヨーヨーが持つ歴史はそんなに深くはないし、悲観的なものではない。でも、時代を経てきっちり生きている。遊びやすい。お気に入りのベアリングに交換してバインドだ。下手したらそのバインド用のベアリングの方が高いまである。遊びやすい。そして現行機とあまり変わらないクオリティ。素材的弱点の解決っていうのは難しいんだろうな。
すいすいと動く感じではないけど、しっかりと回る姿は心強い。この時代に作られたプラヨーっていうのは今のそれと比べて、求められているものの違いを感じさせる。時代と求めるものが変わってゆくものを感じる。フリハンスタンダードなんかもそうだけど、あの頃の良さがあって、変遷を感じるわけで。

 

ね!すごいでしょ。下書きを深夜2時に作ったらこのテンション。