本来の居場所的なもの

エッジFS2.0を購入

今はやりのフィンガースピン特化モデル。そういえばといろいろなフィンガースピントップモデルを掘り出してきて、回し心地を確認してみる。

とりあえず10秒回してバインド。これに関してのやりやすさと感触。出来るだけ今発売しているモデルに絞って確認する。

 

 

C3 スピーダーホリックXX

本命。これでよか。

かつてスカイヴァを開発したマジックヨーヨーとコラボした、ある意味で悪名高いベイパーモーションっていう……いわゆる金リム?になるヨーヨーが存在した。

仮面ライダーや当時人気だった魔法少女たちのイメージカラーまで作っていたが、基本的なスペックは中々に悪く。フィンガースピン熱が冷め始めた時期に作られていたこともバッドシナジーで、フィンガースピンへのやり安さというアプローチがあまりに漏れすぎた作品であった。

福袋でゲットしたんだけど、スカイヴァより少し難しいけど回しやすい。でも普通に使うと物足りないという印象があった。

しかしXXを見ているとうまいことスカイヴァの良いところを吸収している。金属のフィンガースポットは爪の状況にあまり左右されずスマートにブレが少なく回る。今フィンガースピンの練習がしたい人。トリックワークに組み込みたい人は絶対これ。悪いところの方が少ない。

むしろこの機種をよくチェックしていると、自身の腕の差はあれどやり易い機種というものが見るだけで分かる秀作。

 

 

ヨーヨーファクトリー アトムスマッシャー

これね。あんまり話題にならないけど、ファクトリーマニアは触ってほしい。きっと触っていると思うけど。

フィンガースポット近くに段差があるこれがすごい。慣れないうちなど微妙にスポットにずれても、この段差がスポットまで誘導してくれる。さすがフィンガースピンのためともいわれる機種であり、見た目以上の遊びやすさがある。これもスピーダーホリック並みにお勧め。

リワインドTVなんかでも、あんま押されなかったけど、ファクトリーのプラヨーとしてはフィンガースピン特化というのはもったいなく。普通にいいモデル。あとはもう個人的な趣味の領域にあると思う。

ただ問題がある。これはファクトリーのプラヨーの共通課題なんだけど、左右の矢印を合わせるとブレが出ないという逆親切設定。逆に言うとそこからずれるとびっくりする位ブレる。昔自作改造でバインドステルスレイダーを作ったことがあるけど、素人の自作よりブレる。ゴイスー。

そして〆こんで矢印を合わせようとすると壊れる。簡単に扱えない、やってしまいましたわ。一度分解すると健全な状況でのハイクオリティを出せない。C3筆頭に今のプラヨーはそういう課題をクリアしている。ファクトリーだけがこの課題をクリアできない。わざととしか思えない。そういう意味ではお勧めできない。アケポンの地点だと、はっきり言ってスピーダーホリック超えてる。個人的には総合完成度でも。

 

 

ヨーヨーファクトリー アローシリーズ

今回はメタルアロー。まじで使いやすい。小ぶりであるがスポットの深さも十分にあり、すっぽりとハマりクールに回る。メタルのヨーヨーでもあり、かなり使い勝手がよく、回転性も充実している。最大の敵は販売してる?

 

 

ヨーヨーファクトリー チェックポイント

フィンガースピンパーツがプラになった現行モデル。とにかく持ち上げてハマるまでが気持ちいい。そのあともメタルのブレのない動きが本当に心地よく回ってくれるモデル。現行販売ラインの商品であり。プラより回る商品であったり、もう少し高性能なものを求めるならこれ。

旧モデルはフィンガースピンパーツが金属であり、スポットエリアも多少浅いように感じる出来だったが、深めのスポットを用意し、ハマる感覚が美しいレベル。価格帯などでスピーダーホリックに負けるけれど、代用品といってはいけないレベルの完成度。このフィンガースピンパーツがほかのヨーヨーにも投入されているのなら、そのあたりも購入してもいいことになる

なぜこのプラ加工とセンスの良さがフルプラのラインナップに注入されないのか。

 

 

ヨーヨーファクトリー エッジFS2.0

ということで今回購入したFS。上記までのモデルに比べて明らかな違いはスポットの浅さ。ほんのちょっとこれまでの商品と違い難しくなっている。回すことは出来るけど、きれいにコマのように回すまでは多少の慣れが必要。

でも上記のモデルのどれかで回すことが出来ていれば感触の掴み方程度なので、全く別物という感じではない。乗るんだけど、回るんだけど、純粋な止まっているような回転に持ってゆくのが少し工夫が必要になる感じ。まあ10秒なんて楽勝。

ヨーヨーとしてもメタルで幅狭ではあるがかなり遊びやすく、トラピーズ時の折り返しのような動きでの加速感は面白く、普段使いにも対応できる完成度の高さがある。

とりあえずスポットの深さというのがかなり重要なのが分かる。フィンガースピントリックはその幅がほとんどないから、ある程度指の上で回ればよい訳で、そこに難易度が必要であれば、求めるべきではないかもしれない。

 

 

マジックヨーヨー ホットディジディー

こいつもスポットが浅い。それゆえエッジのような練習が必要になる。同時に外側に引っ掛けて他のトリックへの移動も可能になっている。まあ余計に難しいんだけど。

状況によっては外に軸を持ってゆくこともできる。出来るということは初心者がそっちにかけてしまって失敗してしまうということで、決して今すぐこれ買って始めろとは言えない商品。エッジ以上に何でもできる商品であり、その結果フィンガースピンへの意識が薄くなっていると思う。

一方で、スポット手前のお皿部分がフラットになっており、すり鉢状にしないことで、疑似的な深みを形成している。何でもできるように工夫がいろいろなところにリンクしているような作りがある。フィンガースピンは初心者に向いていないけど、このモデルはとても見飽きない商品。

 

 

ここからはちょっと出回っていないものなども……

 

 

マジックヨーヨー スカイヴァ

すべての始まりにて完成形。

2016年の商品名がある意味で、当時のマストバイであったから持っている人も多いのではないかと思う。とにかく回しやすい。これがあれば問題はスピンよりもその後のバインドが課題になる。

飾らないけど確実にイカしているロゴから始まり、ボディにクラックが以上に入りやすいことを除けば本当にすごいヨーヨー5年以上前のプラヨーでフィンガースピン対応。そしてこの遊べる完成度。スポットが金属不使用でプラを削っているから、回転時に爪が削れるような感触もまた当時を思い出して良き。

 

マジックヨーヨー クリスタル

そしてこれである。アマゾンでも買えるフィンガースピン対応バインドプラヨー。

お前無敵かよ。

スポットがボディと同一で作られており、射出系プラ。削りが無くてもスカイヴァ同様の爪削りな感触も味わうことが出来る。価格も安くて…まぁスペック的には物足りないかもしれない。

個人的な使い道は、高性能ヨーヨーで覚えたトリックをこのあたりのヨーヨーで難なくできるようになったら完成…というような使い方が、いつものあれだけど。

ただフィンガースピンはかなり遊びやすい。これもハマりやすいし、まるでこれ専用モデルのようなタフさを見せつける。さっき遊んでみたら1分以上すいすいと回る。透明感の強いボディーで涼しげな感じもグッド。

ほんとにね。クリスタルは縦に回るんじゃなくて、横に回るために生まれてきたんじゃないかというタフさ。価格帯も相まって、使いたくないけどコスパってやつにかなり優れている。実際スポットを外れても入り込んでくる位だから。

 

ヨーヨーエンパイア ツナミ

ちょっと違っている。削り出しのプラヨーで、フィンガースポットは底面が金属で、周囲がプラで壁のようなものを作っている。段差的には浅いが、周囲を円形の壁を作ることで、ある意味マイナスの深みを作り出している。

当然この疑似的な深みに指がハマれば、これまで上げた商品のように回る。これは疑いようのない部分だけど、津波の面白さは盛り上がった壁の手前に指を立てても回るということ。物理的にはそこが一番軸く、狭いエリアではあるが、そこから壁が発生しているためスポットになっている。

もちろん振り回されるような感じの回転になるが、ずれたところで終わりではなく、すり鉢エリアでも回るというのは斬新。

 

 

ヨーヨーファクトリー シャッター スモールロゴ

スピンギアのサイトでフィンガースピン対応ヨーヨーでシャッターが販売されていた。

まじかよ……1週間前に発見し、ちょっと練習してみた。その際にリワインド渋谷店に、ジェントリーが登場。フィンガースピンを伝授している動画を発見。あれってシャッター?マジかよ…。ジェントリースゲぇ。ということで練習再開。

やってみた。やれないことはない。回し続けるだけなら20秒くらいまで行けるようになった。何とか内側に入れば安定する。これができれば、スピンスポット関係なく回せるわけで、ある意味免許皆伝。

もちろんだけど、スポット付を買うべきだ。