あいゆえに

(´A)<やばいやつがふえただけ

選挙よりも吉本興業内ゲバがすごい。
反社会勢力との付き合いがクローズアップされていたはずなのに、会社とタレントのパワハラや圧力といった問題にどんどん変わっていった。お詫びする流れにおいて会社が圧力をかけたことで、周囲の人間の見方が変わりつつある流れを感じる。
全員悪人というには難しいけれど、会社側にしてもタレント側にしても自身を守る動きが強すぎ、互いに後手後手に回っている。その結果周囲から信頼を失う動きに繋がってゆく。両者とも嘘をつかずにすぐ詫びておけば、こんなに大きな問題にはならなかった。
何が足りなかったのかと言えば、誠実さだろう。双方ともそれが足りなかった。涙を流して反省するための場所を探したタレントがいるようだけど、こうならないためのターニングポイントはいくらでもあったはずで、結局どこかで保身の意思が持つ力が働いた。
嫌われたくないという動きや、どうにかやり過ごそうという動きは、両社とも持っていたわけで、どこかでどうにかなってほしいという、自然解決を願っていたことは間違いないと思う。何も変わらずアクションを取ってみたが、そこで待っていたのは自分と同じ自己保身だった。うーん
保身から出た不義理に対してタレントたちが発言を始めた。完全に話がすり替わった。倒すべき悪は定まってしまったのか。涙を流して不義理に耐えかねるタレントの姿に、テレビの中の人たちは完全に倒すべき対象を定めた。
まぁお仲間ってとっても大切なのねと。
確かに会社の保身のために詫びさせるタイミングをコントロールしたり、圧力をかけたことはいけないことだけど、いけないことの本質。特に今回の話の始まりは何だったのか。詐欺師に騙された金がタレントに流れた人たちの屈辱は当然忘れてはいけない。
決めかねたタレントたちの意志の弱さ。誰かを人質に取られて動きが鈍り、仲間のための保身をチョイスした事実。この雪崩のような事態の急変はモノの見方を変えようとしている。
悪い奴が変わったのではなく、悪い奴が増えただけ。そう思えてならない。
謝ったら罪がなくなるわけでもなし。結果的に悪いことを人が増えただけ。悪より巨悪か。
全員静かに反省していればいいんじゃないの?話のすげ替えを見て、その関係者がエキサイトしているのを見ると、なんだかばかばかしくなった。出来ればこの問題が起きた直後に問題のタレントたちの周囲の関係者はしっかり動いてほしかった。
何もかも遅い。
吉本もヤバい。タレントも倫理観が足りない。誰を叩くのが正しいのか。そういう話なのか。この話の参加者の程度が低すぎて悲しくなってきた。もう勝手に引退でも何でもしてよ。