重さってパワー 

重いヨーヨー大好きおじさん

行き当る所はこの辺りになりかねん。ターニングポイント オーディナルワン

夢の70グラムオーバーヨーヨー。というかほぼ80グラム。ターニングポイント社(以下TP)がスペシャルチューンとして作ったヨーヨー。形状はカウンタージェットであったり、そのモノメタル版であるターニングポイント2に似た、小ぶりな幅広形状。

過去何度かリワインド渋谷店に買い物に行ったことがあるんだけど、その際に寺田店長に小ぶりで遊べるヨーヨーありますかと聞いたことがある。2019ぐらいだったかな。

その時に店長よりカウンタージェットを進められた。『これは相当ハマりますよ』とのこと。購入して遊んでみたが、小ぶりなヨーヨーとしては最上級。当然今でも薬物感があるというか、本当にちょうどよいの最上級を感じる。小ぶりが欲しいなら今でもこれという感じ。

でも握ると、しっかりと重量感があり、表現に困る。それは持った瞬間の重さからくる恐怖。ゴツイ。本当にゴツイ。カウンタージェットよりホンの少し大きいんだけど、たぶんその理由が太すぎるリムのせい。

個人的な70グラム以上のヨーヨーと言えば、ヨーヨーフォーミュラが何年か前に出していたバイメタルモデル、F5が76グラム。これも購入当時はその重さに笑ってしまったけど、オーディナルワンはちょっと超える。本当に一回り小さいのに、2グラム重たい。購入時どのくらい重量感が違うのか、振り比べたんだけど、その時のメモには…

『F5たいしたことない』『オーディすごい』『力をかんじる』

なんだこのメモは……たまげたなぁ。

遊んでみると、スローの時の重さよりも、キャッチの時の体当たり感が最高にヘビー。手のひらにゴン!!と帰ってくる。重さもあるんだろうけど、まだヨーヨーの回転力がしっかりあるということ。そしてレール系のトリックの時にはフリーハンドにもしっかりと重さが乗ってくる。

じゃあ、しんどいのかと。痛くなるのかというと、そこまでではない。確かに投げ出しや重みから癖の強さが予想されるけど、あんまりそういうことは感じない。やはり元々の形状は、カウンタージェットを引き継いでいて、良く回る性能や、左右幅の比率はほぼ同じためすごく安定し、重さを除いた動かしにくさはない。

というか、このカタログスペックで、ここまで引っ張り感を抑えているあたりに、カウンタージェット風味を感じる。

重たいヨーヨーとして、4Aの旧型フローレスもあるけど、フローレスは練習内容によっては、本当に手首や指の関節持っていかれそうだったけど、オーディなる1に関してはそこまで無理が無い1Aであることを見ると、そこまでデメリットはない。

というかルーピングでも重たいヨーヨーの安定感が、基本的なトリックの習得を早くする側面もある。重さはどうしても避ける事情になる項目だけど、根本的にある程度は認めないといけないし、回るべき要因なんだろうなって。

そもそも、ルーピングヨーヨーがファイヤーボールの中身をループアップにするぐらい、思いの好みだから、きっとすぐ慣れるんだろうな。慣れた。

というか、これを振っていたら、一般的な、スタンダードなサイズと重さのヨーヨーの長所がドンドンわかるようになってきた。というか良さとして認められる部分がどんどん増えてきている。ありがとう。オーディナルワン。