えらばれないりゆうがない

ターニングポイント セントエルモ 7500円
初心者を抜けて、早い段階でセントエルモに出会えたユーザーって幸せ者だと思う。
このヨーヨーはいわゆるロングセラーモデルでもあるし、よくある流行に左右された長所ではなく、一種の普遍性を商品に落とし込んだつくりをしている。

発売当時の感想はあまり知らないけれど、3年以上たった今降っても真新しさこそ無くても、よくできたヨーヨーだと遊べば遊ぶほど、レギュラー感が出てくる。

セントエルモは価格的には高い。人気モデルだけに色さえ選ばなければ買うことが出来るレベル。再販したタイミングで好み系の色があれば、未所持のプレイヤーはぜひ買ってみて欲しい。

そのレベルの購入推薦。損はないだろうし、何というか、もっと早く気が付いておきたかった定番商品。

価格的にはマジでお値段以上なんだけど、お値段がワンランクそれでも上。避けたくなる理由は理解できる。
もしヨーヨーを初めて、人よりエンジョイできそうだなって感じるビギナーがいたらぜひ手に取ってほしい。それよりいいやつあんまり今現在の新作でも出回ってないんよ。恥ずかしながら復帰4年目にして商品を今年購入したんだけど、自分が好きなタイプではないけど好きになってしまう。この説得力よ。
とにかく「まとまり」が良い。スキがない。悪く書くところが無い。あえてそういう製品を手堅いつくりというのかもしれないけど、そこに悪意が無いというか、力強く回り、しっかりとコントロールが効く。重たさも適正。全部が80点以上というか、今まで自分が好んでいた点がセントエルモに触れることで、総合力という観点で敗北する感触。
だからこそ早く触れておきたかったセントエルモ。

無駄遣いも減ったかもしれない。
もちろん馬鹿みたいにいろいろ買ったから、セントエルモの良さに気が付くのかもしれないけど、さっさとセントエルモに気が付き遊んでいたら、初期のトリック成長率なんかも変わっていったかもしれない。
この辺りは本当に実店舗があるかどうかの差だよなぁ。
もちろん遠回りをしていっぱいコレクションしてきたユーザーとしては、遠回りしがいのある趣味だとも思う。他の玉石混合の中にもきらりと光る商品はあった。それこそセントエルモほどの弱点のないつくりではないが、数年たってもいまだに遊ぶモデルだってある。
ただここまでのガチ感はない。良い商品というよりも、本格的というべき商品。えープロってこういうの使うんだーって感心する。漠然と思い知らされる。必ず押さえておきたいモデル。