おすすめするということ

(´A)<久しぶり更新

少し考えながら記録しています。今回やってみたいのが商品紹介。ただお金が発生しない証明のため、アフィリエイトやリンクは省かせていただきます。非常にアナログなやり方。視認性が薄くそこで興味が途絶えやすいものになっています。

ただ、何かを進めるという時に、どういうことを把握して行うべきなのかを、自分の趣味という得意のフィールドで試してみるという感じ。

どうすれば興味を持ってくれるのか。褒めるばかりにならないのか。ネットのレビューを見ると、主観しかないものや褒めるだけ、貶すのみという感じ。

もちろん人間一人では主観しか持ちえないんだけど、どこまで情報量を増やして伝えることが出来るのか。

それでいてオタクな感じにならないのか。色々試行錯誤をしてみたい。

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今回紹介するのは、マジックヨーヨー社の『ametoys』。

amazonで販売されており、検索で『マジックヨーヨー ametoys』で検索をかけると更新時では1999円で販売されている赤黒の商品がそれ。

アルミ合金で作られている競技用のヨーヨーの格安モデルと言える。替えの紐もついており、これだけで十分遊べるように用意されている。現在のアルミ製の……いわゆるメタルヨーヨーと言われる商品は、基本的なモデルで5000円前後は固い商品の価格帯で、その中では圧倒的なコストパフォーマンスを見せている。

そしてマジックヨーヨー社は中国のメーカー。あまりヨーヨーを知らない人には、中国製の商品を買うリスクを考える。安かろう悪かろうと。そういう部分がないわけではないけれど、ametoysにはそれが全ては当てはまらないことを伝えなければならない。

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最初にまず語るべきは、この商品が自分にとって、『好きか嫌いか』だとおもう。押し付けない言葉使いが好まれるか?

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振ってみるとヨーヨーにひもが乗りやすく、握ると重みを感じず、スタンダードなサイズ感。キッズには少し大きいかもしれない。中学生以降なら問題なし。

側面なども切り立った感じにせず丸みを帯びたデザインに、やや弱めではあるが、さらさらとした砂のような粒子を吹き付けた加工を施してあり、手触りも好感を感じる。

遊んでみると、ただ手にした時と違い、重みを感じる。ホップ系のような上に打ち上げるような技にはより重みを感じる。いい意味でのギャップがある。軽く投げてもホップが10回程度はすいすい続く。素人レベルでこの回転性能はかなり遊びやすい部類に入る。

特にいじらず初期設定で遊ぶ。価格が安いからお外で遊んで、金属ボディに傷が入っても、大人の財布事情でもノーダメージ。トリックの基本的な動きに適し、ちょっと重みを感じる。このバランス感覚はお財布に余裕のある紳士に振ってみてほしい商品。開けてすぐ遊んでこのスペックは個人的には好きな部類。

クイックな動きは少し向いていない印象だけど、思った以上に回る感触でゆっくり動きを確認するように遊ぶのが適切で快感。

つまり『好きか嫌いか』でいうと『結構好き』。5段階評価で3.5から4。

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次に考えるべきは、他人に進めることが出来るのかという部分。『良いか悪いか』という話になってくる。自分が好きなものをただ進めることが、他人の利益になるわけがない。

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お金に余裕があったり、バインドという競技ヨーヨーの基本テクニックを把握した人が、最初にとりあえず購入するには向いているけれど、趣味でもう遊ばれている人には、確実に売りがない。優等生というよりは、バランス全体がちょっと低い。

交換用のひもがついているところはポイントが高いんだけど、やってる人は交換時の紐持ってるからね……。

競技用のヨーヨーっていうのは、ペットボトルのふたを開けるようにボディを回転させると、左右のボディが分かれる仕様になっている。これでメンテナンスやセッティングが出来るようになり、ひもが絡んだ時には分解してほどくことが出来る。

分解すると黄色いブレーキパットがまず目に入る。このアイテムがヨーヨーを引き戻すパーツになっている。戻り具合は良好。ヨシ!

次はベアリング。中身が見えるシールドなしのベアリング。表面は現代ヨーヨーの基本の曲面加工型。ベアリングの表面が半円状に削れている。これでヨーヨーがしっかり空転してくれる。中のボールは8つ。特にオイルを刺さなくても十分に回る。特別優れたアイテムではないが初期装備としては問題なし。

そして左右のボディを連結させる虫ねじ(アクセル)。おそらく鉄製。長さ8㎜。取り外してみると虫ねじ全体に錆のようなものが確認される。マイナスポイント。錆のためか取り外しにはペンチなどが必要。外してみると、ボディのねじ穴にも錆が見える。おそらく、虫ねじの錆が付着しているよう。爪楊枝で擦る位ではキレイにならない。

新品を買っているわけで、発売から時期が経過していることや、基本ステンレス製の虫ねじが使われているメタルヨーヨー界隈。コストダウンの一部だろうけど、やっぱりこういう汚れのようなものはちょっと切ない。

このレビューを書く際には初期装備で遊んでいたけど、この後は余っているチタン製のアクセルに変える予定。

虫ねじが入る部分の塗装のハゲなども小さいながらにもあり、完璧を求める人には、ある程度諦める部分として知っておいてほしい部分でもある。

商品クオリティとしてはこんなところ。

上記の『好きか嫌いか』も含めまとめてみると……

『メタルヨーヨー初心者やヨーヨーいっぱい買いたい人にはお勧め。』

『これ一個で結構遊べる。初心者はこれでガンガン遊んでほしい。』

『経験者的にはすぐ飽きる出来。やっぱり商品として売りがない。』

『気になる人には安かろう悪かろうが見える。遊び潰すには最高なんだけど。』

このあたりか。

人に勧めるという部分での『良いか悪いか』という判断では、ちょうど真ん中ぐらい。

割とほめるところが多かったけど。

経験者は基本的に控えていいものだし、初心者だって、最初から良い物が買える。無理に買うものではない。悪くないモデルで使いつぶせるけど、これがマストアイテムではない。

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それではなぜametoysを紹介したのかって話。感じた魅力と可能性。

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休憩中なんかにヨーヨーで遊んでいると、『そんなのどこで売ってんの?』と言われる時がある。もちろん専門店で購入した商品がほとんどで、それを伝えたところで把握してくれない。

『なんかきいたら、急にマニアックなことを言い出した。びっくりした。』

という印象を与えかねない。昨今、専門店も必死にハードルを下げ、見やすい環境整備を進めているが、それ以前。興味以前。話のタネレベルのところではハードルどころか壁でしかない。

そういうときに『いやアマゾンで売ってるんですよ』の一言で済むっていうのは凄い。これで買うという部分のハードルはきっちり下がる。あとは興味さえ…。

まあプレイヤーを増やすために遊んでいるわけではないけど、誰だって買えるアイテムはおしゃべりにおいては本当に強い。

そして分解時の課題も取り上げたが、基本的にひもの交換や絡まった時しか分解する必要はない。2週間ほど初期装備で遊んでみているが、虫ねじに錆があるから壊れるわけでもなし、性能が落ちる様子もない。急に分解したという事故もない。ひも以外のパーツ交換なしで安定した性能を維持している。

『そういう格安で、安定したスペックで、売りはないかもしれないけど、遊び潰すことに念頭に置いたアイテムで、誰でもくなく買うことが出来る。』

という部分で圧倒的に他のメタルヨーヨーより上位に存在している。能力以外最強というか…。ロゴはロゴでダサいんだけどね。うん。まぁ。それはね。

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あんまり価格のことは話したくない。格安というのはちょっと評価を狂わせる。

格安だから、ローリスクでヨーヨーに人生を狂わせられる人が増える可能性を秘めている。既存のプレイヤーにとっては、そういう人が増えることは好ましいことだと思う。

一方で折角やるんだから、ちょっと高くても良い物を買おうとする。もしくはボーナスや自分へのご褒美に高額モデルを買う。それこそがモチベーションになる。良い物を買った喜び。そしてその性能に助けてもらってうまくなる。自信につながる。これこそ最速の上達方法だと思っている。

もちろん近くに教えてくれる人がいることが最強なんだけど。

今のご時世、なんだってコスパが叫ばれる。ご家族が居るところでは趣味に金を掛けることだって憚れる。コストパフォーマンスなんて言う一体だれが保証してくれるのか分からない幻影に縛られ、趣味の楽しさの奥深さを悪い意味で見失うのはもったいない。

ametoysは格安でアマゾンで取り扱っていることが凄い。そういう商品だ。そして現代的なデザインで今のヨーヨーの在り方をしっかり示してくれている。

でも決してコスパ最強を叫ぶアイテムではない。およそ2000円で販売しているけど、これが2500円なら経験者のほぼ全てが購入をためらうレベルだし、3000円ならぼったくりと悲鳴を上げるレベル。

何度となくいってしまっているが……。

✔誰でも気軽に買えて、しっかり遊べて、ステップアップに最高。

✔経験者は無理に持つ必要はないけど、貸し出しにはちょうど良いアイテム。

コスパ的にはギリギリ。でもこれで基本的な部分で出来ない事はない。

そんなアイテム。

アマゾン的な評価としては星4つ。

プレイヤーの皆さんは基本的に専門店で買うことを考慮した。

結論としてはametoysよりもamazonが日本に浸透していることが、結果的に評価を上げてしまった。そこに低価格という売り文句がさらなる相乗効果を発生させ、そのコンボが生み出した現代ヨーヨー業界のモンスター!!……とは言わないけど、かわいいヤツ。

ある意味没個性ながら遊べるので、ヨーヨー性能の座標のど真ん中においてみてもいいかもしれない。ametoysにくらべてどうなのか?振り心地を今後購入するものに当てはめるための存在感はある。

それってすごくね?

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凄く雑だなぁ。もう少し考えます。