これしかない

今週のお題「わたしと乗り物」

(´A)<恋人

乗り物と言えばマイカー現在2代目の自家用車。街中をよく走っている車を買ったものだから、少し違いを見せたくて外見を少しグレードアップした。もちろんディーラーのチラシに乗ってる公式パーツね。

ちょっとでも違いが出るとやっぱりかわいくなる。同じような車が並んでも俺のはちょっと違う。超かわいい。自宅から10キロ程度のところに職場があるから、あんまり遠出させてやれてないけど、運転するのは社用車とはやっぱり違う。

最新の社用車使ったことあるけど、なんか違うんだよなって。やっぱり俺にはあいつなんだよなって思う。

やっぱりつらい時も楽しい時も職場に一緒に行っているから、愛着が半端ない。およそ10年過ぎれば買い替える時期が来るんだろうけど、前の車を乗り換えるときも寂しかった。2か月ぐらい喪に臥すというか、寂しい気分がどこかにあった。

働き始めて何年かしたころね。会議用に使う録音機が暴発していたみたいで、運転中の俺の声が録音されていた。当時勤めていた会社までおよそ30分、ずっと独り言話しているの。

ちょうどつらい時期ではあったけど、均整を保つための精神防衛だったのかもしれないけど、そういうことが許される数少ない場所だった。

運転は基本的にボッチ作業でもあるから、集中できるし、悪く言えば油断もする。感情が何もない状態で運転しているわけではない。いろいろな気持ちが駆け巡る。

学生時代の自転車なんかもそうだけど、単純な脚から、いろいろな思い出を共有する。生き物ではないけど、生き物のような気持ちがドライバーに宿る。

車がないと田舎では生きてゆけないけど、いやなら持たなくても、かろうじて生きてゆける。公共の乗り物を使えばいいわけで、でも、マイカーの便利さと運転の楽しさと毎日ほんのちょっとのプライベートタイムは、今人生にとって欠かせないパーツになっている。

それにさ。やっぱり運転楽しいよね。これがないと田舎ではマジで生きてゆけないし、どこにも行けない閉鎖空間が出来上がるけど、そういうこと関係なく、運転は運動不足の元でもあるけど、やっぱりマシンを扱うということ自体が楽しい。そして運良くか悪くか、独り身だから一人を楽しむことが出来る。

職場の若いおにーちゃんたちは結婚すると、大きな家族を乗せる車に乗り換えている。ああいうニーズになると少しつまらなくなるのかなって。やっぱりそこはさ、できるだけ乗りたい車に乗りたいよって思う。

そんなわがままな空間。