かけがえのないものになるために

(´A)<部類は違うが
特別出勤シフトに名誉あるご指名をいただく。最近キッズというか赤ちゃんというかそういう低年齢層に病気が流行っているそうで、ママさんたちが大ダメージを受けて、出勤体制に大きな変化を与えている。独身紳士には一切関係のない話ではあるが、その変化はシフトの穴埋めという形で当てられる。
夜勤もある弊社において、日中の業務を固めるパートの主婦層、バイトの学生、そして夜勤を回避されている若き奥様達の頑張りは必要不可欠だ。そっちが日中頑張ってくれるから、俺は夜勤に割り振られている。二律背反なところはあるけど、住み分けとして維持されている。
でもそのバランスが崩れようとしている。もっとも2月ごろになるとインフルエンザが流行って、結局このシステムに支障が出るんだけどそれでも、夏場は何とかなっているイメージだった。イメージだった。でも人員がぎりぎりの設定だから、ちょっと独身男性軍団に欠員が出るともうコントロール不可能に陥る。
こんなことは言いたくない。みんなそういう気持ちなんだろうけど、文句も出る。まぁ奥様方は家で看病したり大変なんだよと。有休も消化しているわけだし、一概に攻められるわけではない。もちろんこっちのしんどさを把握してほしいという話が分からないわけではない。
どうすればよかったのだろうか。どこで食い違ったのだろうか。毎年社員を獲得して、しっかりとした人員獲得を怠った付けと言えるかもしれない。そしてつけを払うのが、人材獲得を怠った上層部ではなく、現場という屈辱。

 

 

✔同一作業に関しては同程度の給料を払うべき


https://www.huffingtonpost.jp/entry/stadium-erupts-in-equal-pay-chants-2019-world-cup_jp_5d22b0b1e4b04c48141639ce


女子サッカーの話。
確かにアメリカに関しては女子サッカーの強さが際立っているけど、国際的な環境で見るとやっぱり男子の方が現状で半競争性が高い。競争する環境が整っている。そしてビジネス性が非常に強い。
バリバリ意地悪に行ってしまうと、日本のサッカーファンのどのくらいがアメリカの女子サッカークラブのファンで、そのうちいくらがユニを買うほどの熱心さを備えているのか。
それに強さに比例した給料の根っこに同一賃金云々が入ってくると、いったい何をして労働の価値を示すのかということになる。サッカーはゴールを決めてなんぼということになるが、ストライカーは得点がボーナスになるとして、キーパーは減点し続けられる。サッカーは野球のように数字だけで語るスポーツではない。一概に同一賃金を語るのは愚かだし、市場が整備されている男と比べるのも早急。
ドンドンお客さんを呼べるようになればいいんだけどね。世界的にレベルが高いとされている撫子リーグもなかなかお客さんが入らない。プレー環境が悪い。男子サッカーと同等の成果を最近のワールドカップで上げているが、給料に反映されているかというとそういうわけではない。
大体男子とおんなじ感覚で給料払ったらチームが消滅するけどね。
やっぱりそれだけ自分たちの価値を上げる余地があるということを忘れてはいけない。協会も意欲的に環境整備に取り組んで呉れるだろうけど、どうすれば見てくれるのか。どうすれば客が入るのか。男子はスピードとパワーがやっぱりうえで、同じ戦術を取り組んで同じ成果を上げても、迫力で負けてしまう。
おんなじ興行では振り向いてくれないわけで、経済的な価値を上げるためにはどうすればいいのか。
それがわからないから中々アメリカ代表でさえ給与に反映されない実態が続いている。
実際、日本国内では意味と意義を備えた介護なんかも給料が低い。はっきり言って認知症の家族がいると、自分の仕事どころではない。うちも家族が施設にお世話になっているけど、あれほどやってくれる人たちが安い給料で踏ん張ってくれている。

彼らがいない当地の生活は崩壊している。経済的に意義のあることをしている。そんな人たちでさえぎりぎりの生活をしているわけで……。
経済的な価値を出すっていうことはとても難しい。生活に密着できるレベルに上がらないといけない。